2010年4月8日木曜日

横浜都市ブランドロゴマーク3案

本日の更新のために、他のネタを用意していたのですが、
こんな記事を見かけたので、今日はこれを取り上げたいと思います。

横浜市がロゴマーク3案、「もう不要」の声も : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 横浜市は7日、横浜の未来イメージを国内外に発信する「都市ブランドロゴマーク」について、3候補の中から市民の投票で決めると発表した。
 市には、ひし形の徽章(きしょう)「ハママーク」をはじめマークやキャラクターが約160種類あり、市議会からは「これ以上いらない」との意見も出ているが、市は11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)などを機に「マークを生かして横浜をPRしたい」としている。投票は8日から始まり、6月中には決める予定。
 ロゴマークの作成は、2008年12月に始まった市民参加型都市ブランド共創プロジェクト「イマジン・ヨコハマ」からスタートした。横浜の未来のイメージについて、市内各地で約30回開かれ、市民約870人が参加したワークショップで意見を聞いた。昨年の開港150周年イベントでも来場者にアンケートした。
 その結果、開放的な雰囲気を持つ街でイメージがまとまり、スローガンを「OPEN YOKOHAMA」に決定した。ロゴマークは、制作委託先の大手広告会社・博報堂(東京都)が10候補をつくり、林文子市長らが今回の3候補に絞った。
 3候補は、「Y」の文字をハートの形で表現したA案、風車の羽根をイメージしたB案、打ち寄せる波と起伏豊かな街並みをモチーフにしたC案。
 一方、市議会からは「キャラクターやマークがたくさんあり、分かりづらい」「約5600万円もの事業費を投じる価値があるのか」などの声が上がっている。
 これに対し、7日に記者会見した林市長は、「マークが多いのは知っているが、担当部署が市民に親しみやすく(事業などを)認知してもらうために作っているので、尊重したい」と話し、事業費についても「ワークショップなども行ってきた総費用で、見合っていると考えている」と強調した。
 市民投票は、同プロジェクトのホームページ(http://imagine-yokohama.jp/)などで受け付ける。締め切りは5月20日。

市民の税金を使ってロゴを作ることや、その経緯、企画の内容自体に関してはここでは触れません。あくまで「ロゴ批評ブログ」として、純粋にロゴの批評のみを行います。
ちなみに、現時点ではこれらのロゴを誰が作ったのか(記事によると、受注は博報堂だそうですが)、いくらかかったのかなどの情報も調べていません。前もってそういう情報を知ってしまうと、ちゃんとした批評にならないと思うのです。

左から a案 b案 c案。




ランクをつけると、

1位:b案
2位:a案
3位:c案

となります。b案とa案はあまり差がありません。
c案は数段劣っていると思います。まとまりがいまひとつ。数合わせで作った感じがします。
b案は、造形的な完成度を上げれば、よいロゴになる可能性はあります。