(80年代/00年代以降)
線:太い/細い
色彩:原色(メリハリ強い)/中間色(調和重視)
レイアウト:かっちり・高密度/ゆるやか・低密度
以上は見た目の特徴ですが、80年代はとにかく「目立つ」ことに重点が置かれていたと思います。個人的には、00年代以降の「ゆるやか」なデザインの流行はすでに終わり始めていると思っていますので、80年代のデザインは今後のデザインの上でとても参考になります。
さて今回取り上げるロゴは今話題の「東京スカイツリー」です。
これは典型的な「00年代デザイン」だと思います。つまり「最高に無難なデザイン」だということです。つまり「誰からも文句が出ないデザイン」であり「誰もが見慣れたデザイン」です。東京スカイツリーのような公共性の高いものに関しては、最近では「市民目線」での文句が出やすいため、このようなデザインになったのはある意味仕方がないと思います。デザインの質については飛び抜けたところはないですが、うまくまとまっていると思います。ただ、スカイツリーが完成する頃にはちょっと時代遅れなデザインとして受け止められる可能性があります。
●東京スカイツリー
造形:★★★☆
造形:★★★☆
テーマ表現:★★★
汎用性:★★★
※5点満点
※5点満点