2010年4月11日日曜日

ロゴとパッケージ

数年前、メーカーに勤務していた頃、一番多かった仕事が商品パッケージのデザイン制作でした。パッケージデザインにおいて商品ロゴは重要な要素ですが、店頭に並べたときの派手さが求められることが多く、企業CIなどと比べるとロゴとしての完成度は低くなりがちです。

そんななかで、名作として評価されているロゴの一つが、「ポカリスエット」です。



一見、既存の書体を並べただけのシンプルなロゴですが、発売当初から今に至るまでロゴ自体はほとんど変わることなく、現在に至っています。

文字の配置と下部の波のマークのバランスが絶妙です。

パッケージデザインは、完成度の高いロゴさえあれば、他に絵的な要素など必要がないことを証明しています。
「ポカリスエット」はパッケージデザインの最高峰の一つであることは間違いないでしょう。
ちなみに、以前は自販機専用のロゴもあったようです。




これも、完成度は高い名作ですが、見かけなくなってしまったのが残念です。

多少なりともグラフィックデザインの教育を受けたことのある人にとっては、
今回の話題はよく知られていることですが、
本ブログは幅広い人たちに読んで欲しいので、
今後もこのような基本的な情報を積極的に紹介してゆきます。